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2026

April
06

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FUSOグループホールディングス株式会社

FUSOグループホールディングス株式会社、フィジー共和国/離島リゾート宿泊施設等における再生水の活用促進実証が、経済産業省の令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証事業・FS事業)に採択

FUSOグループホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:角 尚宣)は、2026年4月1日、フィジー共和国/離島リゾート宿泊施設等における再生水の活用促進実証事業が、経済産業省の令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証事業・FS事業)に採択されたことをお知らせします。
この度、採択された事業は、フィジー共和国における、離島リゾート宿泊施設での再生水利用を通じた温室効果ガス削減(脱炭素化)と、海水淡水化装置の稼働に伴う高額な燃料費等の経営コスト削減の実現可能性を検証することを目的としています。

*令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金
(小規模実証・FS事業)特設HP
https://gs-hojo-web-fspoc.jp/index.html

■背景
フィジー共和国の多くの離島リゾート宿泊施設では、生活用水を確保するため海水淡水化装置が稼働しています。同国の海水淡水化装置の多くは、大量の化石燃料を用いて発電する発電機からの電力供給を前提としており、温室効果ガスを大量発生すると同時に高額な燃料費により経営コストを圧迫していました。
本事業では、フィジー共和国の離島リゾート宿泊施設内の排水を再生水として処理し、海水淡水化装置で作られる淡水の代替として、再生水を利用することで、化石燃料由来の温室効果ガスの削減及び経営コスト削減の実現可能性を検証します。

■具体的な実証内容
本事業は、日本で既に技術的に確立されている砂ろ過方式(ろ過設備に砂や砂利を層として敷き詰め、それらをフィルターとして活用することで、水に含まれる濁りや不純物を取り除く技術)の水処理装置を用いて、実証を行います。
なお、本事業で導入する砂ろ過方式の水処理装置は、従来よりもコンパクトな形状のため運搬が容易に可能で、ろ過材の交換が不要となる高度な技術が組み込まれています。この高度技術の導入により、専門的な維持管理や設置が困難な地域でも安定した運用が行えるようになり、物流コストおよびメンテナンスコストの削減が期待できます。また、本装置は自立分散型の水処理ソリューションとして、公共のインフラが整備されていない場所への導入や、災害時における緊急用水の確保等の活用を可能とします。

(実証項目)
⑴ 水処理装置を通じた水質向上効果の確認
砂ろ過方式の水処理装置を用いて、離島リゾート宿泊施設内の下水・排水処理場の処理水を再処理することで、同施設内でのトイレ洗浄水などへの再利用が可能となるまで水質が向上することを確認します。

⑵ 再生水(砂ろ過方式の水処理装置を通した処理水)導入効果の検証
(1)の工程にて、水質向上が確認できた処理水(再生水)を同施設職員のトイレ洗浄水として実験的に使用します。日常使用および長期不使用期間における臭気や色度などを厳密に検証し、宿泊客の客室でも使用可能なレベルの水質であるかを確認します。
あわせて、再生水の導入が環境および施設経営にもたらすインパクトを測定するため、以下の項目について定量的な評価を行います。

●淡水製造量の削減効果: トイレ洗浄水を再生水に置き換えた場合の淡水製造の抑制量
●燃料消費の削減効果: 海水淡水化装置の稼働抑制に伴う使用燃料の削減量
●環境・経済的効果:使用燃料削減に伴う温室効果ガス排出量の抑制、およびオペレーションコストの削減

⑶ 再生水活用の為の水質基準策定
本事業は、「マスタープラン策定事業※」において作成を進めている「再生水利用にかかるマスタープラン案」をフィジー共和国内の戦略に正式に導入するためのステップの一つとしても位置付けられています。現在、同国には、再生水に該当する水質基準が設定されておらず、再生水の普及にはその策定が不可欠であるとして政府機関側から基準作りに向けた協力要請を受けています。(1),(2)の工程と並行して、政府機関と協議を進め、再生水における水質基準の策定を推進し、現地の水インフラ整備に貢献します。このように、再生水活用に関するマスタープランの導入に繋がる基盤づくりを図ることは、砂ろ過方式の水処理装置のデジュールスタンダード(公的規格)およびデファクトスタンダード(事実上の業界標準)の獲得に繋がり、将来的な事業化の可能性を高めていきます。

※国や地域の長期的な発展を計画的に進めるための包括的な計画(マスタープラン)を策定し、その実現可能性を高めるために相手国政府や関係者に働きかける事業

■今後の展開
本事業の採択を受け、フィジー共和国の離島リゾートにおける再生水活用の実証をさらに深化させ、海水淡水化装置の稼働に伴う環境負荷の低減と経営コストの削減を両立する実効性の高い「再生水活用の循環型ソリューションモデル」を確立いたします。
今後は、このフィジー共和国での実証成果を基盤に、グループミッションである『Answers for Community ~地域の数だけアンサーがある。~』を世界規模で体現し、同様の課題を抱える島嶼国や他地域への展開を目指します。FUSOグループが持つ「上下水道」「住宅・設備」「再生可能エネルギー」の事業領域で培った幅広い技術力と豊富な経験を最大限に活用し、日本国内にとどまらず、世界各地の地域特性に応じた最適な解決策を提供することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

■実証概要

事業名フィジー共和国/離島リゾート宿泊施設等における再生水の活用促進実証事業
実証対象国フィジー共和国
スケジュール本事業契約予定日:2026年4月
本事業終了予定日:2027年2月28日
実証場所離島リゾート宿泊施設内の排水処理場
主な実証内容⑴ 砂ろ過方式の水処理装置を通じた水質向上効果の確認
⑵ 再生水導入効果の検証
⑶ 再生水活用の為の水質基準策定

・プレスリリースはこち